「つけば小屋」で味わう地元の味 園児が川魚料理を味わう【長野・上田市】

千曲川の恵みを体験です。上田市で「つけば小屋」を営む店が、川魚料理を地元の子どもたちに振る舞いました。

逃げないように、両手でしっかり。千曲川に生息する、フナやコイなどの川魚をつかみ取りです。

「触れた~」
「ヌルヌルしてる~」
「ビックリした~!」

上田市でつけば小屋を営む「鯉西」が、千曲川の伝統・川魚料理を知ってもらおうと、地元の幼稚園児を招待しました。
「いただきます」
振る舞われたのは、子持ちのアユの塩焼き。この時期の旬です。

(Qお味どうですか?)
「美味しい」

2019年の台風19号で、つけば小屋は冷蔵庫などが水没し、500万円余りの被害がありました。
台風から4年。千曲川の伝統と環境保護の大切さを伝え続けています。

■鯉西・西沢徳雄 社長
「線状降水帯ね、台風じゃなくても、近くに発生した時、なんかちょっと祈るような気持ちはありますよね。(子どもたちは)千曲川に魚がいることすら知らなかったかもしれない。地元にはこんな美味しい魚がいるんだよ、というのを覚えてもらえればありがたいですね」

今シーズンのつけば小屋の営業は15日までで、千曲川の河川敷で地域の伝統を守っています。

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