最近のサッカーユニフォームは80年代・90年代がちょっとしたリバイバルブーム。
懐かしいデザインを復活させる動きが欧州を中心に広まっているが、アルゼンチンの名門リーベル・プレートにも偉大な90年代を再現したユニフォームが登場した。
ただし、少々微妙なデザインはリーベルファンやユニフォームファンの間で賛否両論となっているようだ。
River Plate 2023-24 adidas Away
リーベル・プレート 2023-24 adidas アウェイ ユニフォーム
9月22日に発表となった23-24新アウェイユニフォーム。レッドを基調にブラックとホワイトのギザギザ・グラフィックが強烈だが、オールドファンには懐かしさを覚えるデザインではないだろうか。
クラブ側からは具体的な説明はないが、この独特なグラフィックは1994-95、95-96シーズンのアウェイユニフォームに着想を得たものとみて間違いない。それを現代的に再解釈したデザインといえる。
残念ながら94-96シーズン当時の画像を掲載できないため、ここでは同じデザインを使っていたドイツ代表ユニフォームを参考としてご覧いただこう。
このユニークなデザインは当時のadidasのテンプレートとも言えるもので、限られたチームが使用していた。リーベルは今回と同じようにレッドを基調とし、ギザギザ部分をブラックとホワイトで彩る。
94-96シーズンのチームには、ヘルマン・ブルゴス、フアン・パブロ・ソリン、マルセロ・サラス、フリオ・クルス、エンツォ・フランチェスコリといったレジェンド級の選手が揃っていた。
そんな輝かしい時代の雰囲気漂う新ユニフォームは、9月下旬に実戦デビューしている。
この新ユニフォームは9月24日に行われた敵地でのバンフィエルド戦でデビュー。試合は1-1で引き分けている。
今回のデザインは90年代のリメイクではなく、その要素を取り入れたデザイン。ギザギザ部分が良くも悪くもザックリとしているため、この部分がファンの間で評価が分かれているようだ。
確かにもう少し90年代のデザインに寄せていれば完璧だったかもしれない。
とはいえ、当時を知る人やクラシックデザインが好きな人にとっては、こうした懐かしいデザインの再登場は歓迎すべきことだ。
懐かしい空気を感じるアウェイユニフォームは、クラブ公式オンラインストアやadidasオンラインストアで販売中。
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