清水エスパルス「歴代最高ユニフォーム」5選 “地図”は世界が認める名作デザイン

7日に開催される明治安田生命J2リーグ第38節で、3位清水エスパルスはホームに2位ジュビロ磐田を迎え撃つ。

伝統の「静岡ダービー」は勝点差がわずか「1」という両者による、J1昇格を賭けた激闘必至の一戦だ。

ここでは、その清水エスパルスの歴代ユニフォームから最高の5着を選んでみたのでご紹介したい。エスパルスといえば世界のユニフォームファンの間でも世界地図デザインが有名だ。

2023 ホーム

清水エスパルス 2023 Puma ホーム ユニフォーム

選手:乾貴士

J1昇格に向けて上位争いを繰り広げる今季のユニフォーム。伝統の世界地図をベースにしつつも、その表現手法は従来とは大きく異なり「スポーツ×ファッション×デジタル」という現代的要素で表現。デジタル的に描く世界地図が斬新なデザインが登場した。

襟と袖口を彩るディープシーブルーもアクセントとして効果的。地図のデジタル的な表現は賛否両論だったが、新しい時代へ向けたユニークな試みだ。

2017 アウェイ

清水エスパルス 2017 Puma アウェイ ユニフォーム

選手:北川航也

クラブ創設25周年を迎えた2017シーズンのアウェイユニフォーム。J1復帰元年のこのシーズンは14位で終えている。

デザインはタイトルを獲得した99-01シーズンモデルの要素を取り入れたもの。背面には富士山のグラフィックを落とし込む。ホワイトを基調に濃淡グレーのカモフラ柄を採用し、そのストリート感が話題となった。

2012 アウェイ

清水エスパルス 2012 Puma アウェイ ユニフォーム

選手:小野伸二

J1を9位で終わるもののナビスコカップは決勝に進出。延長戦の末に鹿島アントラーズに敗れ、惜しくも準優勝に終わった。

ユニフォームはホーム・アウェイともに、エスパルスの象徴である世界地図が6年ぶりに復活。2006シーズンモデルを最後に途絶えていたデザインの再登場に歓びの声で溢れていた。

アウェイユニフォームはその地図をライトグレーでスタイリッシュに彩る。

1999-2001 ホーム

清水エスパルス 1999-2001 Puma ホーム ユニフォーム

選手:サントス

1999年のJ1セカンドステージを優勝し、2000年にはアジアカップウィナーズカップを優勝。そして2001年には天皇杯を優勝。3つのタイトルを獲得した時代の伝説のユニフォームだ。

クラブの象徴である世界地図にカモフラージュ柄を重ねたデザインが当時としては斬新。袖に配した連なる矢羽柄も懐かしい。“強者”エスパルスを思い出させる一着である。

1993-96 ホーム

清水エスパルス 1993-96 Mizuno ホーム ユニフォーム

選手:堀池巧

“J元年”の1993年から96年までの4シーズンで使われた初代Jリーグモデル。96年にはナビスコカップを優勝して初タイトルを獲得した(カップ戦では別のユニフォームを着用)。

基調色のオレンジは静岡の名産品である「みかん」の色。代名詞であり世界のユニフォームファンも絶賛する世界地図グラフィックは、ファッションデザイナー安部兼章氏が手掛けている。

安部氏は地図の“ある部分”に自らの名前を付けた架空の島「KENSHO」をこっそり描くという、遊ぶ心に溢れたユニフォームだった。

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当時のユニフォームは初代エンブレムを装着。エンブレムの代わりにマスコットキャラクターをそのまま使うチームもあったが、清水は印象的なデザインのエンブレムを配していた。97年からは2代目エンブレムが登場する。

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