自民の萩生田政調会長が台湾訪問 高雄市の安倍氏銅像に献花

台湾南部・高雄市に建てられた故安倍元首相の銅像に献花し、手を合わせる自民党の萩生田政調会長=10日(共同)

 【台北共同】自民党の萩生田光一政調会長は9日、台湾を訪問した。台北市で日系企業関係者と会い、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出後、中国の禁輸措置が続く日本産水産物の販路拡大策について意見を交わした。10日には南部・高雄市を訪れ、故安倍晋三元首相の銅像に献花した。

 萩生田氏の訪台は昨年12月以来。滞在中、蔡英文総統との会談を調整している他、高雄市の大学で経済安全保障などをテーマに講演する予定だ。

 安倍氏の銅像は昨年7月の銃撃事件後、安倍氏を顕彰しようと有志が設置。台座には「台湾の永遠の友人」と記されている。

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