クリスティアーノ・ロナウドが引退時期を変更。次回のW杯出場にも意欲を見せる

写真:自身の引退時期に言及したクリスティアーノ・ロナウド

サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、自身の現役引退時期の先延ばしを示唆しているようだ。スペインのラジオ局『カデナ・コーペ』のウェブサイトが、サウジアラビア人ジャーナリストのアリ・アルハルビ氏の談話として伝えている。

現在38歳、来年2月5日に39歳の誕生日を迎えるクリスティアーノ・ロナウドは、元々は2024年までトップレベルでのキャリアを続けたいと考えていたという。それは来年夏にドイツで行われるユーロ2024も含まれており、この大会を最後に現役引退に向かうと見られていた。

しかし、今回のポルトガル代表のトレーニングキャンプに参加する前にアル・ナスルの理事会と面会した際に、2027年初頭までの契約更新を望んでいることを伝えたという。これはつまり、2026年にカナダ、アメリカ、メキシコで共催される次回のワールドカップへの出場も目指していることを意味する。ちなみに同大会を迎える時、クリスティアーノ・ロナウドは41歳になっている。アルハルビ氏は「アル・ナスルの選手として2026年のワールドカップに出場したいと考えており、その後サッカー界からの引退を発表する予定だ」としている。

クリスティアーノ・ロナウドは2021年、男子の代表チームにおける史上最多得点者となり、ここまでポルトガル代表で201試合123ゴールを記録している。2016年には同代表をユーロ2016優勝に導くという大きな成果も残している。

昨年カタールで行われたワールドカップにもキャプテンとして出場したが、準々決勝でモロッコに0-1で敗れ、クリスティアーノ・ロナウドは涙を流しながらドレッシングルームへと引き上げていった。そしてこの大会を制したのは、長年にわたって彼のライバルとみなされてきたリオネル・メッシを擁するアルゼンチン代表だった。

そしてクリスティアーノ・ロナウドは最近、メッシとのライバル関係も含めて自身のキャリアについて次のように語ったという。

「僕がワールドカップで優勝しても、メッシとの“史上最高のサッカー選手論争”は続くだろう。僕のことがより好きな人もいるし、あまり好きではない人もいる。人生と同じだ」

「僕は毎年、自分の力を示さなければならない。この大会で優勝したいと思い続けてきた。これ以上このトーナメントで勝てないと言われても、これまでに勝ち続けてきたのだから十分に幸せだ。歴史の教科書には他のすべての記録が載るだろう。でも、ワールドカップを棚に飾るというのも悪くはない。それは僕の夢だ」

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