市の土地を誤って業者に売却 不動産業者に4600万円支払った上で市長が直接謝罪=静岡・掛川市

静岡県掛川市が本来売却できない市の土地を誤って不動産会社に売却した問題で、久保田崇市長は不動産業者に出向き直接、謝罪したことを明らかにしました。

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<掛川市 久保田崇市長>
「改めて相手の業者、そして市民に対して信頼を損ね、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」

この問題は、掛川市が市の財産として管理する家代の里の土地を、職員が誤って市内の不動産業者に売却したものです。

業者は市に損害賠償を求め、2023年8月、2審の東京高等裁判所は市に対して約4600万円を不動産業者に支払うよう命じました。

掛川市はこれを受け入れ、9月28日、賠償金などを支払った上で、10月4日、久保田市長が不動産業者に出向き直接、謝罪したということです。

掛川市は今後、弁護士による第三者委員会を設置し、退職者を含む当時、事務処理に関わった職員に対して、賠償金として支払った費用を請求するかどうか検討する方針です。

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