日本代表でスタメンの座奪取へ…26歳目前のC大阪DF毎熊晟矢が覚悟滲ませる「その意志がなければ、日本も強くならない」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

日本代表のDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)が飽くなき向上心をのぞかせた。

先月12日のキリンチャレンジカップ2023・トルコ代表戦(4-2)で、25歳にして日本代表デビューを飾った毎熊。先発から前半45分間のみの出場だったが、力強いボール奪取から日本の3点目となったFW中村敬斗(スタッド・ランス)のゴールをアシストし、少ない時間でアピールに成功した格好だ。

日本代表は今月のインターナショナル・マッチウィークで13日にカナダ代表(デンカビッグスワンスタジアム)、17日にチュニジア代表(ノエビアスタジアム神戸)と対戦する。

初招集の前回から引き続きお声がかかったC大阪不動の右サイドバックは、トルコ戦で「プレー強度やスピードがJリーグとまったく違う」と感じたといい、「そこに楽しさを感じながらも、自分の成長につながる良い経験だった」と、貴重なヨーロッパ勢との一戦を振り返った。

また、トルコ戦後、C大阪に戻って意識したことはあるかと問われると「守備で相手に何もさせない間合いまで身体を寄せること、そして球際で負けないことを取り組んできました。これまでより一歩、二歩、寄せなければいけないと思うんですが、まだ完璧ではないと感じています。探りながらの段階ですね」と今後への課題を口にする。

一方で、前回の代表活動では「もう一度代表チームに呼ばれるように」という目標を立てていたと言うが、「前回は初招集で初出場という言葉が前に付いたと思いますが、今回からは言い訳が効かない立場。日本代表定着のためにアピールしたいし、スタメンの座を奪う意志がなければ、日本も強くなっていかないと思います」と覚悟を滲ませた。

さらに、国内での代表活動が初めてであるという点については「前回の欧州遠征も移動の負担はそれほど感じませんでした。今回は移動距離自体少ないですし、海外組の選手が遅れて来るなか、早めにトレーニングさせてもらっている自分はコンディションが良くて当たり前。その中でどれだけアピールできるかが重要ですし、少しでも特徴を出していきたいです」とモチベーションに変えて見せた。

毎熊は今月16日が26歳の誕生日。12日のカナダ戦で出場すれば25歳ラストゲームということになるが、カナダ戦に向けては「出番をもらえなければ本当のアピールにはならない。監督やコーチには練習から細かく見てもらえているなと前回から感じています。1日1日を大事にして、出場機会につなげたい」と語った。

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