山本が3年連続4冠 パ・リーグ、個人タイトル確定

オリックスの山本由伸投手

 パ・リーグは10日、レギュラーシーズン全日程が終了して個人タイトルが確定し、オリックスを3連覇に導いた山本が16勝、防御率1.21、169奪三振、勝率7割2分7厘で、投手主要タイトル4部門を3年連続で独占した。プロ野球史上初だった連続シーズン4冠を3年に伸ばす偉業だった。

 近藤(ソフトバンク)は26本塁打、87打点で主要打撃2冠を達成し、最高出塁率(4割3分1厘)も手にした。本塁打王は3年ぶり2度目の浅村(楽天)のほかポランコ(ロッテ)も獲得した。初めて首位打者に輝いた頓宮(オリックス)は打率3割7厘で、リーグ史上最も低い打率でのタイトルとなった。柳田(ソフトバンク)は163安打で3年ぶり2度目の最多安打。

 盗塁王は36個で3年ぶり2度目の周東(ソフトバンク)と初の小深田(楽天)で分け合った。

 39セーブの松井裕(楽天)が2年連続3度目の最多セーブ、ペルドモ(ロッテ)が最優秀中継ぎに輝いた。

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