【インド】ムンバイのホテル料金、今年は15%上昇[サービス]

出張管理を手がける米系アメリカン・エキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)がこのほど発表した報告書によると、インド西部ムンバイのホテルの2023年の宿泊料金は前年比で平均15.0%上昇する見通しだ。上昇率は、世界各国の都市の中で2番目に高い。

アメリカン・エキスプレスGBTが5日に報告書「ホテル・モニター2024」を発表した。数百万件の宿泊取引と国際通貨基金(IMF)の経済に関する資料の分析に基づき、80カ所余りの主要都市のホテル料金の傾向を予測した。

公表した都市で宿泊料金の上昇率が最も高かったのはブエノスアイレス(アルゼンチン)で17.5%。ムンバイが15.0%、カイロ(エジプト)とインド南部チェンナイが14.6%で続いた。このほかのインドの主要都市の上昇率は、北部デリーが12.0%、南部ベンガルール(バンガロール)が11.1%、ハイデラバードが10.8%だった。

アメリカン・エキスプレスGBTはインドについて、「堅調な経済成長や海外からの旅行者の増加により、出張の目的地となるインドの主要都市全体で2桁の料金上昇が見込まれる」と述べた。

日本の都市の宿泊料金の上昇率は、大阪が5.5%、東京が4.0%と予測している。

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