シンガポールの都市高速鉄道(MRT)横断線プンゴール支線の工事が10日に始まった。陸上交通庁(LTA)が同日発表した。
プンゴール支線は全長7.3キロメートルで東部~北東部を通る。パシルリス、エリアス、リビエラ、プンゴールの4駅から成り、エリアスを除く3駅は乗換駅となる。2032年までに開通する予定だ。
プンゴールからパシルリスに移動する際、現在はバスで約40分かかるが、支線の開通後は所要時間が15分以内となる。東部のパシルリスやタンピネス・ノース、北東部のプンゴール、センカンなどの地区で4万世帯超が恩恵を受ける見込みだ。
支線の駅は、プンゴールでデジタル産業集積地として開発が進んでいる「プンゴール・デジタル地区(PDD)」にも近いことから、同地区への通勤・通学者の交通利便性の向上も期待される。