強盗をやる予定だった…路上で包丁所持、容疑の26歳男を送検 公園で男性に強盗未遂、防カメなどで関与浮上

送検される男=10日午前9時ごろ、埼玉県警西入間署

 埼玉県鶴ケ島市内の路上で包丁を所持していたなどとして、県警捜査1課と西入間署は10日までに、銃刀法違反の疑いで、同市脚折町1丁目、無職の男(26)を現行犯逮捕し、同法違反と強盗予備の疑いでさいたま地検川越支部に送検した。

 逮捕、送検容疑は8日午後10時46分ごろ、同町2丁目の路上で強盗をする目的で刃渡り12センチの包丁1本を所持していた疑い。調べに対し「間違いない」と容疑を認めた上で「強盗をやる予定だった」などと供述しているという。

 同課によると、男の自宅から約500メートル離れた坂戸市緑町地内の公園で同日午後7時ごろ、鶴ケ島市に住む男性(65)が男にナイフのような物を突き付けられ、金品を奪われそうになった強盗未遂事件が発生。

 付近の防犯カメラなどから男の関与が浮上し、自宅付近に現れた男を警戒していた警察官が職務質問したところ、上着のポケットに包丁を携帯しているのを発見し、現行犯逮捕した。

 付近の路上では先月10日と今月5日にも、通行人が男からナイフのような物を突き付けられてバッグや現金などを奪われる強盗事件が発生しており、男はいずれも関与をほのめかしていることから、県警が関連を調べている。

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