ドジャースの第3戦先発はリン ロバーツ監督「とても自信がある」

地区シリーズの初戦から本拠地ドジャー・スタジアムでダイヤモンドバックスに2連敗を喫し、あとがない状況に追い込まれたドジャース。舞台を敵地チェイス・フィールドに移して行われる第3戦には、36歳のベテラン右腕ランス・リンが先発することがすでに発表されている。「どんな先発登板になるか分からないが、とても自信がある」とデーブ・ロバーツ監督。「重要なイニングを投げてもらうために、我々は彼を獲得したんだ」と経験豊富なベテラン右腕への信頼を口にした。

今季のリンはホワイトソックスとドジャースで合計32試合に先発して183回2/3を投げ、13勝11敗、防御率5.73を記録。ホワイトソックスでの21先発では6勝9敗、防御率6.47に終わったが、ドジャースでは11先発で7勝2敗、防御率4.36と持ち直した。ただし、今季トータルの被本塁打44本は、ルーカス・ジオリト(ガーディアンズ)に3本差をつけてメジャーワーストの数字。ドジャース移籍後も64イニングで16本塁打を浴びており、一発病は改善されなかった。

第3戦の先発候補としては、リンのほかに今季8登板(うち3先発)で2勝1敗、2ホールド、防御率2.14をマークしたライアン・ペピオもいたが、ロバーツ監督はリンを起用することを選択。カージナルス時代の2011年にワールドシリーズ制覇を経験するなど、プレーオフで通算27試合(うち8先発)に登板して5勝を挙げた実績を持つリンの経験を評価した。

マーク・プライアー投手コーチは、ペース配分を考えず「行けるところまで行かせる」というプランで臨むことを示唆。リンが6イニングや7イニングを投げる可能性は低く、立ち上がりの状態が悪ければ、失点を重ねる前に早々に投手交代を決断する可能性もあるという。

ロバーツ監督は「リンはフレッシュな状態だし、ペピオもフレッシュだ。マイケル・グローブも登板間隔が空いているし、リリーフ左腕たちも使える。残りの投手も必要に応じて1イニングを投げられるだろう」とコメント。第2戦で好投したブルスダー・グラテロル、ライアン・ブレイジャー、ジョー・ケリー、エバン・フィリップスらブルペンも総動員し、総力戦で「絶対に負けられない戦い」に挑む。

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