栃木県議会議員50人の資産公開 県議会事務局で報告書の閲覧開始

 今年(2023年)4月の栃木県議会議員選挙で当選した議員50人の資産が10日に公開され、報告書の閲覧が県議会事務局で始まりました。

 県議会議員の資産公開は条例に基づき、議員の報告を基に県議会議員選挙が行われた年の10月に公表されています。県議会議員50人が提出した今年4月30日現在の報告書によりますと、土地、建物の固定資産税の課税標準額と当座預金や普通貯金を除く定期性の預貯金を合わせた資産の平均は約1403万円でした。定数50のうち12人が入れ替わった今回は、前回・選挙があった2019年の平均1308万円に比べて、約95万円増えています。

 資産のトップは、宇都宮市・上三川町選挙区選出で、とちぎ自民党議員会の五月女裕久彦議員で約1億1124万円。次いで、日光市選挙区選出で同じくとちぎ自民党議員会の加藤雄次議員の約8397万円となっています。

 資産が平均を上回ったのは全体の24%となる12人でした。議員50人のうち16人が土地を、15人が建物を所有しておらず、いずれの不動産も持たないのは12人、また、定期性の預貯金がゼロだったのは半分の25人でした。このほか、国債や社債、金銭信託などの保有者は7人、株の保有者は4人、また、19人に借入金があり、平均約1633万円でした。

 報告書は、県議会議事堂2階の県議会事務局総務課で閲覧することができます。

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