【MLB】アストロズが4発9得点の大勝でシリーズ突破へリーチ 主砲アルバレスは3戦で4ホーマー

写真:この日2本塁打を放ったホセ・アブレイユ

10月10日(日本時間11日)、ミネソタで行われたアストロズ対ツインズのディビジョンシリーズ第3戦は、初回に大量得点のアストロズがその後も得点を重ね、終わってみれば9-1の大勝。先発のクリスチャン・ハビアーは5回1安打無失点と好投。2勝1敗としたアストロズはリーグチャンピオンシップシリーズ進出に王手をかけた。

アストロズは初回、一死二、三塁からカイル・タッカーが先制タイムリー。続くホセ・アブレイユにも3ランHRが出て、初回から4点をリードする。5回表にはアレックス・ブレグマンのソロ、6回には再びブレグマンのタイムリーがあり6点差に。6回裏には1点を返されるが、9回にはヨーダン・アルバレスの3試合で4本目のHR、アブレイユのこの試合2本目となる2ランでさらに3点を加えてとどめを刺した。

先発のハビアーは6四死球を出しながらも5回を1安打無失点9奪三振。ハビアーは昨年のリーグチャンピオンシップシリーズでポストシーズン初先発ながら5回1/3を1安打無失点。続くワールドシリーズでは6回ノーヒットノーランの投球を見せた。Xのデータ紹介メディア『OptaSTATS』によると、ポストシーズン最初の3先発でいずれも1安打以下に抑えた投手は史上初だという。今季はレギュラーシーズンで初の規定投球回に到達しながら防御率4.56と満足のいくパフォーマンスではなかったハビアーだが、ポストシーズンでは昨年同様の勝負強さを見せている。

本拠地でリーチをかけられてしまったツインズは先発ソニー・グレイの初回4失点が大きな誤算だった。6回には2番手として前田健太が登板し2回を投げ1失点。打線は7四球を得ながらも3安打1得点に終わった。特に得点圏で9打数1安打と、何度も訪れたチャンスをモノにできなかった。

明日行われる第4戦はアストロズがホセ・ウルキディ、ツインズはジョー・ライアンが先発予定。どちらもこのポストシーズンでの初登板となる。追い詰められたツインズは本拠地で1勝をあげ最終戦に持ち込むことができるだろうか。

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