イングランド代表FWハリー・ケインは、自ら代表引退をする可能性を否定した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
今夏の移籍市場で長年にわたってプレーしてきたトッテナムを離れ、バイエルンに加入したケイン。初挑戦となったブンデスリーガでは7試合8ゴール4アシストと流石の成績を収めており、ドイツでも高い評価を得ている。
順風満帆なキャリアを送るケインも今年で30歳となり、クラブはともかく代表でのキャリアはそろそろ終盤に差し掛かっているとの見方もあるが、本人はまったくそう考えていないようだ。
ケインはまだ自分に成長の余地はあるとして代表チームから引退する可能性を完全に否定しており、求められる限りはプレーを続ける意向を示している。
「(代表引退について)考えはしないと思う。僕はイングランド代表としてプレーすることを常に誇りに思っていた。だから、引退については考えることすら難しいだろう」
「僕は常に挑戦し続け、限界を試し続けたいと思う人間なんだ。だからおそらく、もう代表に選ばれなくなるまでプレーを続けて、その瞬間が来たら受け入れると思う。僕はイングランド代表としてプレーするすべての瞬間を愛しているから、それをすぐ終えることは望まない」
「30歳を迎えれば、人々はもう(キャリアは)終わりだと思い始めるかもしれない。でも、僕の見方では、まだキャリアの半分を終えたに過ぎないと思っている。僕は20歳か21歳からスパーズのファーストチームでプレーし始めて、最高レベルで9年か10年過ごしてきた。そしてあと8、9年はこのレベルを維持できると思っている」
「もちろん、違う挑戦をしたいと考える選手もいるから、そこに何かを言うつもりはまったくない。僕としては、現時点では代表でただプレーを続けたいだけさ。スポーツ科学と試合への向き合い方によって、選手はより長くプレーできるようになった。30代後半までプレーできると思うし、それを目指している」
「まだ改善の余地は間違いなくある。クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ロベルト・レヴァンドフスキ、ズラタン・イブラヒモビッチら多くのトップ選手は、30歳を超えてからもプレーが上達していた。多くのスポーツでも、そういうことは起きている」
「おそらく、私生活での落ち着きも問題の解決に重要だろう。僕には家族、子供がいて、身体的にも精神的にも快適な状態だ。だからこそ、フットボールに集中することができる」