福井県議会議員37人の資産を公開 土地や建物、預貯金…平均額は2497万円、トップは3億円超え

 4月の福井県議会議員選挙で当選した県議37人の資産(任期開始の4月30日時点)が10月10日、県議資産公開条例に基づき公開された。土地と建物、預貯金、有価証券のうち金銭信託(元本)を合わせた資産額の平均は約2497万円となった。4年前の前回と比べて296万円減。

 資産額トップは、県議に返り咲いた田村康夫氏(自民党福井県議会、鯖江市)で約3億312万円だった。内訳は土地約1億9655万円、建物約1億523万円、預貯金134万円。松田泰典氏(同、福井市)が約6205万円で続いた。

 預貯金額が最も多かったのは、宮本俊氏(自民党福井県議会、越前市)で2086万円。2番目は松田氏の1450万円で、20人がゼロだった。

 株式を除く金融資産や不動産を持っていないとした「資産ゼロ」は兼井大氏(自民党福井県議会、大野市)、長田光広氏(同、福井市)、斉木武志氏(越前若狭の会、越前市)、藤本一希氏(同、福井市)の4人。借入金があるのは12人で、田村氏が2億1457万円で最も多かった。

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 資産報告書は、県会議事堂の図書室で閲覧できる。

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