創立150周年記念の田んぼアートを稲刈り 栃木の西方小、5年生が刈り取り

稲刈り前に「西方小150」と描いた田んぼアートで記念撮影をする児童ら

 【栃木】西方小の5年生が6日、創立150周年を記念して色の異なる稲で絵や文字を表現する「田んぼアート」を描いた西方町元の水田で、稲刈りを体験した。

 同校は学制発布を受けて1873年8月、近くの福正寺(ふくしょうじ)に「日新学舎(にっしんがくしゃ)」として開校した。田んぼアートは150周年記念事業の一環として実施した。

 この日は5年生26人のほか、地元農家や保護者、地域住民のボランティアが参加。同校が借りている約300平方メートルの水田には、5年生が6月に植えた県産米「とちぎの星」と古代米の稲が成長し、「西方小150」の文字が浮かび上がっていた。

 児童たちは水田の前で記念撮影した後、農家の指導を受けながら、鎌を使って実った稲を根元から刈り取った。増田杏南(ますだあんな)さん(11)は「田植えした稲がきれいに文字になってよかった。普段できないことを体験できて楽しかった」と笑顔で話していた。

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