今季もなかなか成績が伸びずに苦しんでいるマンチェスター・ユナイテッド。世界屈指のクラブでありながらも、アレックス・ファーガソンが退任してからは長く暗黒時代を過ごしている。
そのマンチェスター・ユナイテッドが最後にUEFAチャンピオンズリーグを制覇したのは今から15年前の2007-08シーズン。このときにプレーしていた懐かしい選手を特集しよう。
ウェズ・ブラウン
マンチェスター・ユナイテッド所属:1996~2011
2007-08の成績:36試合1ゴール
アレックス・ファーガソン時代の隠れた名ディフェンダーであるウェズ・ブラウン。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育ち、1996年にトップチームへと昇格した。それから15年にわたって所属し、センターバックとサイドバックの両方をこなす便利な存在として公式戦362試合に出場している。
2007年にはギャリー・ネヴィルが怪我によって長期の離脱となったため、右サイドバックのレギュラーとしてフル回転。このシーズン中に5年間の新契約を結んでいる。
オーウェン・ハーグリーヴズ
マンチェスター・ユナイテッド所属:2007~2011
2007-08の成績:23試合2ゴール
カナダ出身のイングランド代表選手として異色の存在であったオーウェン・ハーグリーヴズ。バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ち、ドイツでトッププレイヤーに成長したあと、2007年にマンチェスター・ユナイテッドへと加入した。
このシーズンは23試合に出場したものの、2年目以降は膝蓋腱炎を再発させたことをきっかけに怪我を繰り返すようになり、結局公式戦すべてを合わせてもユナイテッドでは4年間で39試合しかプレーできなかった。
ルイ・サア
マンチェスター・ユナイテッド所属:2004~2008
2007-08の成績:17試合5ゴール
フラムでは稲本潤一とともにプレーしていたフランス人ストライカー。2004年にマンチェスター・ユナイテッドへと加入してからいくつかの怪我に悩まされたものの、ファン・ニステルローイの退団もあって徐々にサブの1番手ポジションを掴んだ。
この2007-08はテベス、ルーニー、ロナウドという強烈な前線の中で役割を果たし、フランス代表にも復帰したものの、後半戦では再び怪我によって離脱。このシーズンを最後にエヴァートンへと移籍することになった。
アンデルソン
マンチェスター・ユナイテッド所属:2007~2015
2007-08の成績:24試合0ゴール
マンチェスター・ユナイテッドの歴史上もっとも期待外れだったとも言われるアンデルソン。FCポルトで10代にして大きなインパクトを残し、この2007-08シーズン開幕前に2000万ポンドの移籍金で加入した。
加入初年度はゴールこそなかったものの24試合に出場し、才能を見せつけた。しかしその後徐々にパフォーマンスを落とし、結局のところマンチェスターでのベストシーズンがこれであった。
ジョン・オシェイ
マンチェスター・ユナイテッド所属:1999~2011
2007-08の成績:28試合0ゴール
ウェズ・ブラウンやミカエル・シルヴェストルらとともにマンチェスター・ユナイテッドの仕事人として知られたジョン・オシェイ。1999年に下部組織からトップチームに昇格し、それから12年間プレーした。
この2007-08シーズンは怪我人が多かったこともあり、最終ラインの複数ポジション、ボランチ、そして緊急的にストライカーまでこなした。2011年まで通算393試合に出場し、その後サンダーランドへと移籍している。