サンチョとテン・ハフとの関係悪化はアントニーの“特別扱い”が原因か

写真:テン・ハフ監督との確執が続くサンチョ

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョとエリック・テン・ハフ監督との関係悪化は、同ブラジル代表FWアントニーの特別扱いが原因のようだ。イギリス『Football Transfers』が伝えている。

サンチョは今季ここまで公式戦3試合の出場にとどまり、トップチームから事実上の追放処分を受けているが、現時点でテン・ハフ監督への謝罪を拒み続けている。この確執の発端には、自身よりアントニーを優先して起用しているという不満があるようだ。

サンチョからすれば、アントニーがたとえプレーのパフォーマンスが悪くとも、どんなにミスをしても、変わらず起用され続けていたことが問題の本質であるという。確かに今シーズン、アントニーはサンチョがメンバー外となったプレミアリーグ第4節以前の3試合すべてに先発出場している。

しかし、前述の通りサンチョは途中出場ながらその3試合で起用されている。さらに、今シーズンのプレシーズンマッチ8試合のうち、5試合に先発出場、2試合に途中出場を果たしている。これらを踏まえると、サンチョが自身のパフォーマンスで監督を納得させることができなかったと考えるべきだろう。

果たしてサンチョはドルトムント時代に見せた輝きを取り戻すことができるのか。あるいは1月の移籍市場で放出されることになるのか。サンチョの今後に関心の目が向けられる。

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