京都・融雲寺で火災、経典持ち出そうと住職けが 100メートル先に世界遺産

京都府警山科署

 11日午後4時15分ごろ、京都市伏見区醍醐落保町の融雲寺で「建物が燃えている」と、同寺の関係者や近隣住民から119番があった。京都市消防局と京都府警山科署によると、境内の倉庫を全焼し、本堂と離れの一部が焼けた。住職の男性(60)が経典などを持ち出そうとした際、軽いやけどを負ったという。

 現場は京都市営地下鉄醍醐駅から南東に約800メートルの寺院や住宅が立ち並ぶ地域。北約100メートルには世界遺産・醍醐寺がある。

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