コンサートなどの転売チケットに関するトラブルが相次いでいるとして、国民生活センターは10月11日、「チケットは公式の販売サイトなど、正規のルートで購入して」と注意喚起した。20代のトラブルが多く、18、19歳からの相談も増えている。
センターによると、2022年度の相談件数は1690件で、うち428件が20代、107件が18、19歳からだった。
交流サイト(SNS)で知り合った個人からチケットをもらうために約5万円を送金したという10代男性は、事前に相手の住所や氏名を聞いていたが、送金直後にSNSをブロックされ、連絡が取れなくなったという。
⇒他人の携帯電話決済でアイテム購入…19歳男を書類送検
また検索サイトで「○○(女性歌手)ライブ」と検索し、一番上に表示されたサイトにアクセスした20代女性は、画面に制限時間のカウントダウンが表示されたので、急いでチケット2枚、約4万円をクレジットカードで支払った。購入後、このサイトを調べたら、海外の転売仲介サイトだったことが分かったという。