大誤審でゴール取り消されたディアス、「審判も人間だ」と怒り示さず

幻のゴールを決めたコロンビア代表FWルイス・ディアス[写真:Getty Images]

リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアスが、トッテナム戦での誤審について口を開いた。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

リバプールの主軸としてプレーするディアスは、9月30日に行われたプレミアリーグ第7節のトッテナム戦でも先発。前半にMFカーティス・ジョーンズが一発退場となる波乱もある中、33分にFWモハメド・サラーからのパスを受けたディアスが先制ゴールを挙げるも、オフサイドとして取り消された。

しかし、これは主審とVARのコミュニケーションミスを原因とした誤審であり、0-1で敗れた試合後は大きな騒動に発展。イングランドのプロ審判協会(PGMOL)はただちに誤審を認める声明を出したが、猛烈な批判を浴びることになった。

これまでユルゲン・クロップ監督やGKアリソン・ベッカー、DFヴィルヒル・ファン・ダイクも誤審への苦言を呈してきた中、ゴールを取り消された当事者ながら沈黙を守ってきたディアス。現在コロンビア代表に選ばれ帰国中の同選手は地元メディアからの取材で初めて誤審について触れており、ゴール取り消しがショックだったことは認めつつ理解も示している。

「あのゴールの際に起こった問題は、少し複雑だった。そのときの僕は、とてもショックを受けたよ。チームメイト全員も傷ついていたし、試合の途中にもみんなでそれについて話し合っていた。あのゴールは僕たちを助けるポジティブな結果になるはずだったからだ」

「でも、こうしたことはフットボールで起こり得るものだと思う。審判も人間だからね。僕たちはリラックスしている必要があると思うし、これからの試合ではそうなるだろう」

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