引退を表明したアザール、最後まで現役続行の道を探っていた

写真:無所属状態が続いていたものの、ついに引退を表明 ©Getty Images

10月10日に自身の公式SNSで現役引退を表明した元ベルギー代表FWエデン・アザールは、現役続行を熱望していたという。イギリス『Football Transfers』が伝えている。

2012年から2019年まで在籍したチェルシーでは、公式戦通算352試合に出場し、110ゴール92アシストという記録を残した。同年の夏、当時28歳のアザールは推定1億1500万ユーロ(現在のレートで約181億円)の移籍金でレアル・マドリードへ移籍した。

しかし、加入1年目の開幕戦直前、トレーニング中に左足の太ももを負傷してしまう。その後も度重なるケガに苦しみ、今年6月にレアル・マドリードを退団。4シーズン在籍し、公式戦通算76試合7ゴール12アシストという成績に終わった。

それ以降、去就についてしばらく音沙汰がなかったが、ベルギーのサッカージャーナリストであるブルーノ・アホヨ氏によると、彼とその代理人は、最後まで現役続行の道を探っていたようだ。

しかし、彼と家族の要求を満たすクラブは見つからなかった。

ベルギー代表として126試合に出場し、33ゴールを記録。国際試合の舞台で、弟のトルガン・アザールとの共演も果たした。ジョゼ・モウリーニョをして「イングランドで最高の選手」と言わしめたアザールは、10月10日、32歳という年齢で現役引退という道を選ぶことになった。

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