排水処理施設での死亡事故 賠償金3,250万円支払う議案 全会一致で可決-静岡市議会9月定例会

静岡市議会9月定例会は10月11日、最終日を迎え、一般会計補正予算案などすべての議案が可決され、閉会しました。

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最終日を迎えた11日の静岡市議会9月定例会では、一般会計で約41億円の補正予算案など43すべての議案を可決しました。

補正予算案は、「子育て・教育環境の充実」「安心・安全の確保」などが柱となっていて、静岡市内の小中学校の特別教室へのエアコン設置に1億3400万円、2023年6月の台風で被災した道路や林道の復旧事業9億6650万円などが計上されました。

<静岡市 本田武志副市長>
「本市の施設の管理に不備があり、それが原因で市民1名がお亡くなりになる事故が起きました。誠に申し訳ございませんでした」

一方、追加で上程された2022年9月の台風15号の影響で、静岡市葵区平野の排水処理施設で起きた死亡事故で遺族に対して、3,250万円あまりの賠償金を支払う議案についても全会一致で可決となりました。

事故発生から1年、市は事故の責任を認め、再発防止に取り組む考えを示しています。

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