“市有地でタケノコとって販売”発言の市議に議会が「陳謝」科すこと決める 本人は「懲罰に当たらない」=静岡・沼津市議会

静岡県沼津市議会の男性議員が9月、「市の土地からタケノコをとって、販売している」と発言した問題で、10月11日、市議会の懲罰特別委員会が開かれ、発言をした市議に対して「陳謝」の懲罰を科すことを決めました。

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<沼津市議会 懲罰特別委員会 片岡章一委員長>
「懲罰の内容については『陳謝』という形になりました。議会の品位というところで議論があった」

この問題は、沼津市の土地を駐車場として貸し出し、賃料を得ていたとして、市議を提訴する議案を提出した市に対して、市議を擁護する立場で江本浩二市議が「市の土地からタケノコをとって、販売している」と受け取れる発言をしたものです。

この本会議での発言が、「議会の品位を重んじなければならない」と定めた市議会の規則に反するとして、市議22人が懲罰動議を提出したことから、10月11日、懲罰特別委員会が開かれました。

委員会は非公表で進められ、発言をした江本市議に対して、4段階ある懲罰で下から2番目の「陳謝」を科すことを決めました。

<江本浩二沼津市議>
「言葉が足りずに誤解を与えてしまったことは申し訳なかったと謝罪の気持ちも正直持っています。しかし、それが沼津市議会としてこの発言が懲罰に当たるかとどうかと言われれば、懲罰に当たらない」
Q.(懲罰を)受け入れる意思はありますか?
「それは未確定です」

この懲罰動議は、10月16日に開かれる本会議で採決され、江本市議が「陳謝」の懲罰を受け入れるかが注目されます。

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