JPモルガン、証券サービス顧客向けのデータ管理機能を強化

フュージョン・バイ・JPモルガンのプラットフォームが拡大し、機関投資家にクラウド・ネイティブなカストディやファンド・アカウンティング、ミドルオフィスのデータ機能を提供

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --JPモルガンは、機関投資家向けの証券サービス・データ・メッシュの提供を、フュージョン・バイ・JPモルガン(以下、フュージョン)経由で開始することを発表しました。同ソリューションによって投資家は、JPモルガンのカストディ、ファンド・アカウンティング、ミドルオフィスの各サービスが保有する重要な投資データを、REST APIsやJupyterノートブック、Snowflakeファイナンシャル・サービス・データ・クラウドといったクラウド・ネイティブ・チャンネルを介して取得できるようになります。

クラウドの弾力性を生かして、アナリティクス、AI、機械学習の加速度的な成長と急速な発展を利用しようとする組織には、すぐに利用・分析できる最新のテクノロジー・スタック内のデータが必要です。フュージョンは初めて証券サービス・データを含むデータ・メッシュをリリースすることにより、この過程で投資家たちをサポートします。フュージョンは、特にポートフォリオや投資の規模と複雑性の増大に伴って生じる大規模データの取り込みの課題など、資産サービスのデータ統合における諸問題に対して、さまざまなクラウド・ネイティブ・チャンネルを提供することで対処します。

JPモルガンのデータ・ソリューション部門責任者であるジェラルド・フランシスは、次のように述べています。「機関投資家は、アルファと運用効率を最大化するために、データの活用率をますます高めています。そのデータに簡単にアクセスできることが最も重要です。フュージョンの新しいデータ・メッシュによって、当社はお客様のいる場所で対応し、彼らのSnowflakeインスタンスやPythonノートブックに直接データを提供できるようになります。お客様は、フュージョンAPIやその他の最新のデリバリー・チャンネルを通じて、クラウドやオンプレミスで稼働しているアプリケーションから直接データにアクセスできるようになったのです。今回の新製品の発表は、フュージョンがお客様のデータ課題の克服を支援するということの最新の例です。」

フュージョンは、この新サービスの一環としてSnowflakeを含む主要なクラウド・プロバイダーと協力し、投資家のワークフローに直接証券サービスのデータを提供します。

「JPモルガンのフュージョン・プラットフォームは、Snowflakeファイナンシャル・サービス・データ・クラウドのパワー、スケール、セキュアなデータ共有により、お客様が証券サービスのデータとアナリティクスにアクセスする方法を近代化することで、顧客体験を変革します」と、Snowflakeの共同設立者で製品担当社長のブノワ・ダゲヴィル氏は述べています。

JPモルガンの証券サービス部門グローバル・ヘッドであるティム・フィッツジェラルドは、次のように述べています。「フュージョンは当社の提供するサービスの中心的な要素であり、カストディ、ファンド・アカウンティング、ミドルオフィスのデータをクラウド・ネイティブで提供できるように拡張されたことで、お客様に事業の発展・成長に集中するためのツールを提供できます。」

Storebrandアセット・マネジメントのデジタル・プロダクト・マネージャーであるジュリア・ヘーゲルスタッド氏は、次のように述べています。「フュージョンのプラットフォームは、JPモルガンの証券サービスのデータ・ユニバースに接続するための、安定した最新かつ信頼性の高い方法です。フュージョンと当社独自のコードベース間の安全な接続を数時間で確立することができました。Storebrandは、フュージョンのプラットフォームの新分野への拡大に伴い、フュージョンの利用を拡大していきたいと考えています。」

新しいクラウド・ネイティブの機能とチャンネル:

1. フュージョンはSnowflakeと互換性があり、Snowflakeの表から直接証券サービスのデータセットを抽出することができます。Snowflakeのようなクラウド・サービスを統合レイヤーとして使用している投資家は、クラウド・プロバイダーに関係なく、直接JPモルガンのデータにアクセスすることができます。
2. 新しいREST API、Python、Java SDKにより、投資家はデータをワークフローや既存のアプリケーションに簡単に統合し、自動照合から投資分析、レポーティングまで、幅広いユースケースのための高度な分析を開発できるようになります。
3. 投資家は、フュージョンPythonライブラリを使用して、Jupyterノートブックで直接データにアクセスし、即座にデータ分析処理を始められるため、最小限の労力で膨大なユースケースを解決できるようになります。
4. データ・メッシュは、重要なデータ・イベントが発生した際にアプリケーションに通知する通知サービスや、アプリケーション管理とデータ配信のためのセルフサービス・ツール、APIとフュージョンUIを通じたデータ・カタログとデータ辞書へのアクセスなど、開発者向けに最適化されています。

詳細は、https://fusion.jpmorgan.com/solutions/securities-services-data-meshをご覧ください。

フュージョン・バイ・JPモルガンについて

フュージョンは、機関投資家向けにデータ管理やアナリティクス、レポートを提供するクラウド・ネイティブのデータ技術ソリューションです。フュージョンは、JPモルガンのグローバル・オペレーティング・モデルと、業界をリードする証券サービス・プロバイダーとしての豊富なデータ基盤をもとに、スケールメリットとコスト削減を実現します。JPモルガン証券サービスは、投資戦略から、ファンド組成、資産タイプや地域に及ぶ広範な統合ソリューションにより、専門知識とスケールと機能を提供し、多様なグローバル市場において、お客様の資産の保護と成長、効率の最適化、機会の最大化を支援します。

JPモルガンのコーポレート&インベストメント・バンクについて

JPモルガンのコーポレート&インベストメント・バンクは、バンキングやマーケット、証券サービス分野の世界的大手であり、世界100か国以上において、主要な企業、政府、機関から業務委託を承っています。2023年6月30日現在、30兆4,000億ドルの受託資産と6,475億ドルの預金を有するコーポレート&インベストメント・バンクは、世界中の市場で戦略的助言の提供、資本の調達、リスクの管理、流動性の拡大を行っています。JPモルガンに関する詳細は、www.jpmorgan.comをご覧ください。

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