【カンボジア】4~6月の国際収支、3.3億ドル黒字を計上[経済]

カンボジア国立銀行(中央銀行)は9日、第2四半期(4~6月)の国際収支が1兆3,660億リエル(約493億円)の黒字だったと発表した。海外との総合的な取引を示す経常収支、海外との投資や融資に関する資本収支がともに、前四半期から黒字転換したためと理由を説明している。

中銀が発表した「2023年第2四半期国際収支統計速報」によると、金融収支は2兆120億リエルの赤字。一方で貿易赤字の縮小や経常収支に含まれる第1次所得収支(海外投資から得た利子、配当など)の改善を背景に、経常・資本収支が黒字化した。

第1次所得収支は9,580億リエルの赤字だったが、赤字幅は前四半期より5,600億リエル縮小した。

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