名鉄観光サービスの支店が従業員の休業、虚偽申請 雇用調整助成金約250万円を不正に受給 

名古屋の旅行会社「名鉄観光サービス」が、新型コロナの影響を受けた企業を対象とした雇用調整助成金約250万円を不正に受け取っていたと明らかにしました。

名鉄観光サービスによりますと、雇用調整助成金の不正受給があったのは、中部営業本部の管内にある支店で、144件分で合計約250万円を不正に受け取っていたということです。
愛知労働局から不正受給の疑いがあると指摘を受け、社内調査を行ったところ発覚しました。
この支店では2020年4月から去年4月にかけ、実際には従業員が出勤していたにもかかわらず、休業しているなどのうその申請をしていたということです。
名鉄観光サービスは不正受給が起きた原因などの調査を進めるとしていますが、今後、愛知労働局が不正受給と認定した場合、不正が確認されていない他の支店の申請分も含め、これまでに受給した助成金の全額約23億円を返還する方針です。

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