【臼杵】臼杵市佐志生の休耕地で、コスモスやソバなど秋の花々が見頃を迎えた。アサギマダラが飛来し、パパイアの実もなって訪れた人たちを楽しませている。
地元のさしう地区振興協議会が取り組む休耕地を活用した花畑事業の一環。今年は約5千平方メートルにソバやコスモス、コキアなど5種類を植えた。
同協議会によると、今年は「残暑が厳しく生育が遅れ気味だったが、気温が下がるにつれて花の色が濃くなってきた」という。現在、コスモスは八分咲き、ソバは満開で、コキアは月末にかけて色づく見込み。
フジバカマにはアサギマダラが10匹前後集まり、優雅に舞っている。2年前から栽培を始めたパパイア24本にはたわわに実がなり、1個400円で取ることもできる。
同協議会事務局の中野重二さん(65)は「休耕地そばでは地元のミカンやキウイも販売している。美しい花やアサギマダラに癒やされに来てほしい」と呼びかけている。