自転車「ツーロック」徹底を 警察官や学生、大分駅周辺で呼びかけ【大分県】

ツーロックを呼びかける警察官と防犯ボランティアの学生=11日、大分市要町

 県警生活安全企画課、大分中央署、学生防犯ボランティア団体「おおいたパトロックス」は11日、自転車に二つ鍵をかける「ツーロック」の啓発活動をした。全国地域安全運動(11~20日)に合わせた取り組み。17人が参加した。

 大分市要町のJR大分駅周辺の駐輪場で、利用者にワイヤ鍵とチラシを手渡した。「自転車盗が増えている。できるだけツーロックを」と呼びかけた。

 県警によると、今年は自転車盗の被害が9月末時点で413件発生し、前年同期と比べて134件多い。7割以上の315件が無施錠だった。10代が被害に遭うケースが約6割を占め、通学で利用する駅の周辺で盗まれることが多いという。

 県警安全・安心まちづくり推進室の高橋直樹室長(48)は「急いでいても必ず鍵をかけてほしい。保護者は子どもに施錠の徹底を呼びかけてもらいたい」と話した。

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