開校は来春予定!小・中等教育学校が誕生へ JR武蔵野線・東所沢駅の近く 開智学園が準備、どんな教育体制

所沢に小・中等教育校、来春開校方針

 学校法人開智学園(青木徹理事長、埼玉県さいたま市岩槻区)は11日、小学校と中等教育学校を併設した「(仮称)開智所沢小学校・中等教育学校」を所沢市松郷に開校する方針を明らかにした。

 人工知能(AI)との共生を見据え、国際標準の学びを通して「平和で豊かな社会の実現のために貢献する人材の育成を目指す」としている。2024年4月の開校に向け、県に認可を申請している。

 校舎はJR武蔵野線東所沢駅の北約1キロの土地に建設する。

 学園によると、小学1~5年には異学年学級と同学年のクラスを併用して取り入れる。小学6年~中等4年は幅広く知識を身に付け探究する5年間とする。中等5~6年では、海外の大学にも進学できる国際バカロレア機構のディプロマプログラムに取り組む。

 11日に会見した青木理事長は「都会の環境も学べ落ち着いた緑の場所を探すと、一番良い所が東所沢にあった」と説明。「新しいことを創造できる力や、皆で論議しながら意見をまとめ進める力」などに取り組むとした。

 開智学園の県内キャンパスはさいたま市岩槻区、加須市に続いて三つ目。

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