釜石、宮古で今季初サンマ 「秋の味覚」到来に活気

釜石市の新浜町魚市場にサンマを水揚げする安房丸の乗組員

 岩手県釜石市と宮古市の魚市場で10、11日、それぞれ今季初のサンマが水揚げされ、秋の味覚の到来に浜が活気づいている。

 釜石市の新浜町魚市場に10日、千葉県南房総市の安房丸(120トン)が三陸沖約145キロの海域で漁獲した5.1トンを水揚げ。80グラム以下が半数以上を占めた中、1キロ当たり700~750円と初物ならではの高値が付いた。

 宮古市臨港通の市魚市場では11日午前5時半ごろから、福島県いわき市の第15庄光丸(199トン)が宮古沖約160キロで取った13トンを水揚げ。80~120グラムの小ぶりなサンマが中心で、1キロ当たり700~850円の値が付いた。

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