千葉から来たチーター「チャーム」をよろしく 佐世保・森きらら

通常展示デビューをした、チーターのチャーム=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)でチーターの「チャーム」(雌、2歳)の通常展示が始まった。今年1月にライオンの「アサヒ」とチーターの「キリ」が死に、空いたままになっていた展示場所に、新たな“人気者”がやってきた。
 チャームは9月2日、千葉市動物公園から森きららにやってきた。同じ日に静岡県の伊豆アニマルキングダムから来た「カイト」(雄、9歳)とは別々の獣舎で過ごしており、チャームが一足先の展示デビューとなった。
 チャームは9月21日から1日数時間、展示場に出る練習を開始。新しい環境にも動じず、初日からちゅうちょすることなく出てきて場内を走る姿を見せたという。森きららの担当者、米田伊織さん(24)は「もっと警戒すると思っていたのでびっくり。メンタル強いなと思った」と話す。
 今月1日から通常展示となり、矢倉(やぐら)の上に登ったり、ヤシの葉をくわえてウロウロしたりするなど、リラックスした姿を見せて来園者を楽しませている。米田さんは「いろんな動きをするチャームをぜひ自分の目で見に来てほしい」と笑顔。カイトは近々展示場に出る練習を始める予定。

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