岩手県内、インフルエンザ流行期入り 99年以降最も早く

 

 岩手県は11日、インフルエンザの流行期に入ったと発表した。10月の流行入りは異例で、記録が残る1999年以降で最も早い。新型コロナウイルスの感染が減少に向かう一方、近年はインフルエンザの抗体を持たない人が多く、急拡大に注意が必要だ。

 県によると、県内63の定点医療機関から2~8日の1週間に報告されたインフルエンザ患者数は1定点当たり1.02人で、目安の1.0人を上回った。

 A型が主流とみられ、保健所管内別では久慈4.0人、中部2.4人、盛岡市1.0人と続く。例年12月から3月にかけて本格化するが、今季は学校などの休業措置が11日現在で8件(前季同期ゼロ)に上る。

© 株式会社岩手日報社