イチョウの臭いに対策! 長崎・橘中で「銀杏収集中」 教員が提案、天日干しも

長崎市立橘中のイチョウの木

 長崎県長崎市かき道4丁目の市立橘中の校門をくぐると、近くのイチョウの木から独特の臭いがかすかに漂ってきた。その下にはブルーシートが広げられ、張り紙には「銀杏収集中」の文字。
 9月中旬から実が落ち始め、車などに踏まれて臭いを発するように。見かねた養護の長濱ゆかり教諭が対策として収集を提案。天日干しまでを特別支援学級の生徒5人が担当している。
 シートにたまった実を見て、初めて「茶わん蒸しの具材」の元の姿を知る生徒も多いとか。今まではその臭いで生徒たちに敬遠されがちだったギンナンだが、今年は「秋の味覚」として堂々とした存在感を放っている。

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