ツインズ敗退決定 日本人メジャーリーガーの2023年シーズンが終了

日本時間10月12日、ツインズはアストロズに2対3で敗れ、地区シリーズの対戦成績が1勝3敗となって敗退が決定。菊池雄星が所属するブルージェイズ、藤浪晋太郎が所属するオリオールズもすでに敗退しており、前田健太が所属するツインズの敗退が決まったことにより、日本人メジャーリーガーの2023年シーズンは終了した。ワールドシリーズ終了後、大谷翔平(エンゼルス)、前田、藤浪の3人はフリーエージェント(FA)となるため、去就が注目される。

前田はプレーオフの先発ローテーションから漏れ、ロングリリーフ要員としてロースター入り。ワイルドカード・シリーズでは出番がなかったが、地区シリーズでは2試合に登板した。しかし、第1戦では5回表に2本のタイムリーを浴びて2点を失い、第3戦でも6回表にタイムリーを浴びて追加点を献上。2試合合計4イニングで被安打6、失点3と実力を発揮できたとは言い難い内容に終わった。

菊池はワイルドカード・シリーズ第2戦に4回裏途中から2番手として登板。好投していた先発のホセ・ベリオスを早々に降板させたこの継投は、選手たちからも不満の声が上がるなど、大きな物議を醸すことになった。無死1塁の状況でリリーフ登板した菊池は、内野安打と四球で無死満塁とピンチを広げ、タイムリーと併殺打で2失点。この試合、ブルージェイズは1点も取れないまま0対2で敗れ、敗退が決まった。

藤浪はプレーオフのロースター入りの当落線上とみられていたが、ブランドン・ハイド監督が投手12人・野手14人のロースター編成で戦うことを選択したため、ロースターに残ることができなかった。レギュラーシーズンでリーグ最多の101勝を挙げたオリオールズだったが、レンジャーズとの地区シリーズでは本来の力を発揮できず、3連敗で敗退が決定。チームがリーグ優勝決定シリーズに進出していれば、ロースターの入れ替えで藤浪にもチャンスはあったが、その機会は巡ってこなかった。

大谷、吉田正尚(レッドソックス)、鈴木誠也(カブス)、ダルビッシュ有(パドレス)、千賀滉大(メッツ)は所属チームがプレーオフに進めず、一足早く2023年シーズンを終了。ブルージェイズがワイルドカード・シリーズ、オリオールズとツインズが地区シリーズで敗退し、日本人メジャーリーガーが所属する全8チームが今季の戦いを終えた。

ワールドシリーズが終了してオフシーズンに入ると、移籍マーケットの動向が注目される一方で、MVPなどの各賞も次々に発表される。ここでも大谷が主役となることは間違いないだろう。大谷だけでなく、前田と藤浪の去就も気になるところだ。

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