藤井八冠誕生!過去熱戦の舞台となった静岡県のファン…関係者からも喜びの声

10月11日夜、史上初めて、将棋の八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠。これまで静岡県内でも熱戦を繰り広げてきましたが、ファンや関係者からは喜びの声が聞かれました。

11日に京都市で行われた「王座戦第4局」に勝利し、史上初めて八大タイトルを独占した藤井八冠。八冠達成から一夜明け、今後の目標を聞かれると…

(藤井 聡太 八冠)

Q:八冠をどの程度維持?

「目標ということは全く考えていない、これからの勝負をできる限り良い内容のものにしたい と思っています」

史上初の“八冠”の誕生に県内の将棋ファンは…。

(将棋ファン)

「ただ単にすごいです、もう異次元の強さですから」

「強い、向かうところ敵なし」

静岡市内の将棋教室。小学生たちも、他を寄せ付けない藤井八冠の強さに、刺激を受けたといいます。

(将棋教室に通う 小学生)

「なんであそこで逆転できるのって思う」

「詰将棋を小さいときからいっぱいやっているところ、いっぱい頑張っているところを見習いたい」

これまで県内でも熱戦を繰り広げてきた藤井八冠。対局のたびに話題となる「勝負メシ」を提供した店からも喜びの声が。

沼津市にある洋食店。7月の「棋聖戦第3局」で藤井八冠の“勝負メシ”に…、ボリュームたっぷり!店一番の人気メニュー、カツハヤシが選ばれました。「勝負メシに」選ばれた直後、注文は3~4倍に!3か月たった今でも、2倍ほどの注文があるといいます。

(千楽北口店 大竹 浩司さん)

「(八冠達成は)藤井さんならできるという思いで見ていた」「八冠効果はあると思います、(注文が)増えますね、まいったな」「(藤井八冠は)大会の場で食べているから来ていない、(食べている姿を)見てみたいですよね」

一方、掛川城の「二の丸茶室」。藤井八冠が2023年1月、羽生九段との王将戦の会場になりました。藤井八冠誕生の喜びを、訪れた人たちへお裾分けしたいと、12日から15日までお茶菓子の追加サービスを始めました。

(訪れた人)

「きょうはたまたま通りがかって、いただけて大変うれしいです」

茶室では、八冠を祝う将棋をイメージしたお茶菓子ができないか、話し合いが進められていました。

(茶室スタッフ)

「将棋の駒の形で、王将と書いて、八冠とか」

この茶室では、14年連続で王将戦の対局が開催されていて、次の王将戦でも藤井八冠が訪れることを期待しています。

(掛川城公園 管理事務所 木曽 美雪 所長)

「また王将戦の会場として、二の丸茶室を使っていただけたらうれしいし、期待している」

藤井八冠の今後の活躍に、県内からも注目が集まっています。

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