国連AI会議が閉幕 国際ルールに反映へ

人工知能(AI)に関する国際ルール策定の日程

 インターネットを巡る政策課題を話し合う国連の会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)」が12日、5日間の日程を終えて閉幕した。各国・地域の政府やIT企業の関係者ら約6千人が京都市に集まり、人工知能(AI)規制や偽情報対策などを協議。議論の成果は、日本が先進7カ国(G7)の議長国として進めるAIの国際ルール作りに反映する。

 ルール作りの枠組みは今年5月のG7首脳会議(広島サミット)で決まり、「広島AIプロセス」と呼ばれる。G7は9月に閣僚級会合を開き、まずAI開発者向けの指針を作ることで一致。IGFではG7以外の国やIT企業などからの意見を集めた。

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