今夏、保有権を持つチェルシーからローマに期限付き移籍し、ここまでセリエAで6試合5ゴールの好成績を残しているベルギー代表FWロメル・ルカクが、今夏の移籍騒動について語った。イタリアのオンラインメディア『カルチョメルカートドットコム』が報じている。
ルカクは昨シーズン、チェルシーからインテルに期限付き移籍し、公式戦通算37試合14ゴールの成績を残した。今夏は完全移籍に向けた話し合いを進めていたが、その途中でユヴェントス移籍の可能性が浮上したことでインテル側との交渉がこじれ、ユヴェントスの過激サポーターがルカクの加入を拒否したこともあって、インテル、ユヴェントス両方への移籍が実現しなかった。
また、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルからもオファーが届いたが、ルカク自身がサウジアラビア行きを拒否。最終的にはローマへの期限付き移籍が実現した。
ルカクはアル・ヒラルへの移籍を断った理由について、次のように説明した。
「アル・ヒラルが興味を示してくれたのは光栄だったけど、最初の話し合いで納得できる部分を得ることができなかった。アル・ヒラルは中東でも最も大きなクラブだ。そしてサウジ・プロフェッショナルリーグという、将来、世界トップレベルになるだろうリーグに所属しているけど、僕はヨーロッパを離れたくなかったんだ」
そしてインテルやユヴェントスへの移籍が破談になった件については、次のように意味深な発言をした。
「僕について多くのことが言われ、書かれてきた。多くのウソがあった。実際に何が起こったのか、僕が本当のことを話したら、みんなショックを受けると思うよ。いつかすべての真実を話す時が来ると思う。恐らく5年前だったら爆発してすべてを明らかにしていただろう。でも、今は自分が最も得意なことであるフットボールに集中している。夏の間はいろいろ動いていたけど、ローマと連絡を取ってくれた(ベルギー代表の元同僚である)ラジャ・ナインゴランには感謝しているよ」