「黒い雨」訴訟 14人が追加提訴 却下された79~100歳 広島

原爆投下直後に降ったいわゆる黒い雨をめぐり、国の新たな認定基準でも被爆者手帳の交付を却下された14人が集団で追加提訴しました。

県内に住む79歳から100歳の14人は、黒い雨に遭ったことが確認できないとして救済範囲を拡大した新しい国の基準でも手帳の交付を却下されました。

4月に23人が提訴していて原告団あわせて37人が却下処分の取り消しや認定に必要とされる11種類の疾病要件の撤廃などを訴えます。

追加提訴した 桝田邦子さん(80)「生まれてきたことを拒否されたような気がした。生きてきた証を手帳をもらって証をしたい」

第2回の口頭弁論は来月21日に行われ、追加の14人分も合わせて審理される予定です。

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