「話したときに『そうだね』と言ってくれた」AIロボットと読んだ本の感想を話そう 子育て支援施設に登場=静岡・磐田市

静岡県磐田市の子育て支援施設に人工知能・AIを活用し、子どもたちが読んだ本の感想をロボットと語り合えるシステムが全国で初めて導入されました。

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10月11日、磐田市の子育て支援施設に設置されたのは、AI読書感想対話システム「ぴたりえチャット」です。

<ロボット>
「わたしは登場人物が一生懸命 喜びを集めようとしているところが印象的だったんですが、そう思いますか」

<女の子>
「とっても、ばあばが好きだと思いました」

本への関心や話す力の向上などを目的に開発された「ぴたりえチャット」は、館内に所蔵されている約130冊の中から選んだ本の内容や感想について、ロボットと話すことができます。

<ロボット>
「『ばあばにえがおをとどけてあげる』といえば、あなたはおばあちゃんとどんなことをして過ごしていますか」

<女の子>
「ばあばに肩たたきをしています」

<体験した児童>
「すごいなって思いました。自分が話したときに『そうだね』とか言ってくれたのが印象に残っています」

<磐田市 ひと・ほんの庭にこっと 兼子順子館長>
「読書の感想だけでなく、ロボットとの対話を通じて、いろんな知識の獲得をしてもらえればと思います」

現在は小学生が対象となっていますが、磐田市は未就学児も楽しめるようロボットと対話ができる本を増やしていく予定です。

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