チェルシー、オシムヘンの市場人気を受けトニー獲得にシフトチェンジか

写真:チェルシーやアーセナルから関心が寄せられるトニー

チェルシーは1月の移籍マーケットでナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得を目指しているとされているが、ターゲットをブレントフォードのイングランド代表FWアイヴァン・トニーに変更する可能性があるという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

オシムヘンはナポリとの契約が2025年6月30日までとなっており、契約が更新されない場合は一定額の移籍金が見込める2024年夏までに移籍することが濃厚だ。もちろん契約更新の話もあったが、クラブ側が公式TikTokでオシムヘンを揶揄するような動画を投稿して以来、両者の関係は悪化しており、1月の移籍マーケットで新天地を求める可能性が高いと見られている。

チェルシーは夏の移籍マーケットで獲得したフランス代表FWクリストフェル・エンクンクがケガで長期離脱中。セネガル代表FWニコラス・ジャクソンらがその代役を務めているが、依然として前線の補強を目指しており、オシムヘンの獲得を熱望していると見られている。

ただ、『デイリーメール』電子版は「1月にオシムヘンが移籍可能となった場合、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが獲得を主導するだろう。カリム・ベンゼマの退団を受けて攻撃陣の補強を求めるレアル・マドリードも関心を示している」としており、すんなりチェルシー移籍が決まるとは思えない状況となっている。

そこでチェルシーは、アーセナルへの移籍が噂されるトニーにも関心を示し始めたという。

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はオシムヘンの評価額を1億5000万ポンド(約275億6250万円)と見積もっており、安売りはしない方針だ。一方のトニーについて、ブレントフォードは6000万ポンド(約110億1780万円)程度から交渉に応じるとされており、獲得に必要な資金に大きな差があることも、チェルシーの補強戦略に影響を与えることになりそうだ。

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