明日香美容文化専門大学校の神品さんが「理美容の甲子園」出場 「日本一狙う」【大分県】

理美容甲子園の九州地区大会で入賞した(左から)仲矢侑希さん、生野未来さん、全国大会に出場する神品幸音さん、入賞の浅野日吹さん=大分市東大道の明日香美容文化専門大学校

 【大分】大分市東大道の明日香美容文化専門大学校(可児圭二校長)美容科2年の神品(かみしな)幸音さん(20)=臼杵市=が、「全国理容美容学生技術大会」(31日・大阪市)に出場する。県内から1人だけ。「練習あるのみ。クオリティーを上げて日本一を狙いたい」と腕を磨いている。

 「理美容の甲子園」と呼ばれ、学生対象では最大規模。九州地区大会(8月・福岡市)には各県の24校から260人が挑み、5部門10種目で競った。

 同校からは校内選考を通過した2年生9人が出場。放課後や夏休みも励まし合って努力を続けた。集中力が途切れそうな時は、昨年の全国大会優秀作品の画像を見てやる気を高めたという。

 神品さんは美容部門カット種目で優秀賞の3人に入り、全国切符を手にした。小学生の時、友人の髪をアレンジして喜ばれたのが原点。「お客さまの理想をくみ取り、しっかり再現できる美容師になるのが目標」

 同種目では浅野日吹(いぶき)さん(19)=日出町=が敢闘賞を受賞した。「メンズカットを極めたい」という。

 ネイルアート部門まつげエクステンション種目で敢闘賞に選ばれた仲矢侑希さん(19)=佐伯市=と生野未来さん(19)=臼杵市=は「お客さまを笑顔にできる美容師に」「支持されるアイリストになりたい」とそれぞれ夢を語った。

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