7年連続ALCS進出のアストロズ 初戦は40歳のバーランダーが先発へ

地区シリーズでツインズを3勝1敗で撃破し、7年連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたアストロズ。日本時間10月16日からスタートするリーグ優勝決定シリーズでは同地区ライバルのレンジャーズと対戦するが、その初戦にジャスティン・バーランダーが先発することが決まった。昨季終了後にFAでメッツへ去ったバーランダーだが、8月のトレードで電撃復帰。今季もアストロズの一員として、プレーオフの重要な試合で先発のマウンドに立つ。

現在40歳のバーランダーは、今季メッツとアストロズで合計27試合に先発して162回1/3を投げ、13勝8敗、防御率3.22、144奪三振を記録。ツインズとの地区シリーズ第1戦に先発して6回4安打無失点の好投で勝利投手となり、プレーオフ通算17勝目(11敗、防御率3.54)をマークした。これはアンディ・ペティットの19勝に次ぐ歴代2位の数字である。

アストロズでは2度のワールドシリーズ制覇のほか、2度のサイ・ヤング賞、自身3度目のノーヒッター、通算200勝と通算3000奪三振など、輝かしい活躍を見せてきたバーランダー。大型契約でメッツへ移籍したあと、1年も経たないうちにアストロズへ復帰することになったが、「こんなことになると思っていなかった」と語る。

アストロズはバーランダーを再獲得するためにドリュー・ギルバート、ライアン・クリフォードという2人のトップ・プロスペクトを放出。しかし、バーランダーがアストロズを2年連続3度目のワールドシリーズ制覇に導けば、このトレードは大成功だったと言っていいだろう。

レンジャーズとの対戦について「同地区ライバルとプレーオフで対戦するときは、お互いのことをよく知っているから、間違いなく面白い戦いになる」と語ったバーランダー。レンジャーズはマックス・シャーザーがリーグ優勝決定シリーズから戦列復帰する見込みとなっており、第1戦でバーランダーとシャーザーの投げ合いが実現する可能性も残されている。

今世紀初のワールドシリーズ連覇を目指すアストロズと、第5シードから5連勝で勝ち上がってきたレンジャーズ。バーランダーが言うように、面白いシリーズになることは間違いなさそうだ。

The post 7年連続ALCS進出のアストロズ 初戦は40歳のバーランダーが先発へ first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.