新潟湯沢町議会議長・南雲正さん死去 全国町村議会議長会会長を務める

南雲正さん

 新潟県の湯沢町議会議長で、全国町村議会議長会の会長を務めた南雲正(なぐも・ただし)さんが10月11日午後5時47分、胃がんのため湯沢町内の病院で死去した。76歳。新潟県湯沢町出身。自宅は湯沢町土樽2245の2。通夜は15日午後4時半から、葬儀は16日午前9時から、いずれも南魚沼市塩沢21の2、メモリアルホール朝陽堂で。喪主は妻みつ子(みつこ)さん。

 明治大卒。湯沢町職員を経て、2007年の町議選で初当選し、5期目。議長は4期目だった。

 2019年7月、全国町村議会議長会の副会長に就き、21年7月〜23年7月に会長を務めた。地方議員のなり手不足が課題となる中、兼業規制の緩和や、立候補しやすいよう町村議選でもポスターなどの公費負担を導入する法改正の働きかけに尽力。議会の位置付けと議員の役割を地方自治法に明記する改正でも全国各地の声を届け、後押しした。

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