“ぎょぎょっ”と驚き 彼岸ブリが餃子に!? 試作品がひそかな話題 長崎県総合水産試験場

石崎航一郎さんが考案した「ブリ餃子」

 春先から5月にかけて長崎県で水揚げされる「彼岸ブリ」に新たな価値をプラスしようと、長崎市多以良町の県総合水産試験場で試作中の「ブリ餃子(ぎょうざ)」が職員らの間でひそかな話題になっている。
 彼岸ブリは、産卵を終えた4月初旬ごろから脂の乗りが悪くなり、市場価値が低下するのが課題。ブリ餃子を考案したのは、4月に就職したばかりの石崎航一郎さん(23)。「学生時代に餃子ばかり食べていたから思い付いた」と話す。
 具をブリのミンチに替え、あっさりとした味。今後も県漁連などと試作を続け、順調に進めばスーパーなどで販売予定。“ぎょぎょっ”と驚く、おいしい餃子の誕生に期待。

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