「いろはゆずゼリー」が最優秀賞 とちぎデザイン大賞 宇都宮のユズでストーリー性評価

最優秀賞に選ばれたこいしや食品の「いろはゆずゼリー」

 県は12日までに、本年度の県優良デザイン(Tマーク)商品として、6社6商品を選定した。県内14社から19商品の応募があり、最上位の「とちぎデザイン大賞最優秀賞」には、廃棄予定のユズを有効活用した大豆製品製造のこいしや食品(宇都宮市宮山田町、小池泰史(こいけやすふみ)社長)の「いろはゆずゼリー」が選ばれた。

 同ゼリーは宇都宮市上河内地区で収穫されたユズを使用する。同地区のまちづくり協議会が集めたユズを、同地区の社会福祉法人恵友会「ひびき」の職員らが絞り、同社が豆腐を製造する技術を応用してゼリーを作っており、ストーリー性が高く評価された。

 他のTマーク選定商品と企業名は次の通り。かっこ内は受賞名。

 「スマートフォンスピーカー」クロサキ工芸(工芸品部門賞、県デザイン協会長賞)▽「Face to Faceブランド『スマイルパーム』」サカエ工業(日用品・繊維部門賞)▽「車止めブロック-エコタイプ・平板-エコタイプ・敷石(踏み石)-エコタイプ」パスキン工業(機械設備部門賞)▽「アップガーデリー」小林縫製工業▽「Marc kitchen」長谷川農場

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