OWC、Atlas CFexpress4.0 Type Bカード発売。CFexpress 2.0からPCIe Gen4テクノロジーにより、約2倍の最大転送速度を実現

Other World Computing, Inc.は、Atlas ProおよびUltraシリーズCFexpress4.0 Type Bメモリーカードを発売した。同社公式オンラインストアの販売価格は以下の通り。

  • Atlas Pro 256GB/税込27,200円
  • Atlas Pro 512GB/税込32,050円
  • Atlas Ultra 1TB/税込93,700円
  • Atlas Ultra 2TB/税込161,700円
  • USB4.0カードリーダーは2024年初旬発売予定

Atlas CFexpress4.0は前世代のAtlas CFexpress 2.0からPCIe Gen4テクノロジーにより、最大転送速度が約2倍に高速化され、読取3650MB/s、書込3000MB/s、最低継続書込速度1500MB/sを実現。この大幅な速度向上により、次世代のカメラでの利用の可能性を備え、高精細な4K、6Kおよび8Kの動画記録だけでなく、編集や配信のためのデータをこれまで経験したことのない速度で転送可能としている。

また転送速度の向上にもかかわらず、OWC Atlas CFexpress4.0 Type Bメモリーカードの消費電力は、CFexpress4.0で定められた仕様の約3分の1の消費電力としている。

Atlas CFexpress4.0の発売に合わせて、OWCが提供するInnergizeソフトウェアによる新しいファームウェアのアップデートが利用可能になる。アップデート内容は前世代のAtlas CFexpress2.0(PCIe Gen3)Type BカードのCFexpress4.0ファームウェアへのアップグレードが可能。最大転送速度が読取1850MB/sから3650MB/s、書込1700MB/sから3000MBへ約2倍に向上する。

OWCは30年以上にわたりテクノロジーのユーザー利用寿命を延ばすソリューションを提供してきたという。メモリーカードのユーザーはファームウェアのアップデートでカードのパフォーマンスを向上させ、その有用性を引き延ばす方法がなかった。Innergizeソフトウェアを利用し、CFexpress2.0仕様からCFexpress4.0仕様にアップグレードできることにより、OWCのユーザーメリットへのコミットメントを実践できるという。

さらにAtlas CFexpress4.0メモリカードは、CFexpress2.0 PCIe Gen 3ホストとの下位互換性があり、柔軟性とパフォーマンスの両方を提供するとしている。

OWCの創設者兼CEOであるLarry O'Connor次のようにコメントしている。

私たちは常にお客様が当社の製品を最大限に活用できるようにしたいと考えています。そのため、 今年初めに発売された最新のPCIe Gen 3 CFexpress Ultra 1TBおよび2TBカードが最新のCFexpress4.0仕様と上位互換性があることを確認するためにかなりの時間と労力を費やしました。

既存のOWC Atlasメモリカードのユーザーに、新しいカードを購入することなく製品をアップグレードし、最新のスペックが利用可能となる柔軟性を提供することが、私たちが市場にもたらすゲームチェンジャーとなれば嬉しく思います。

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