東証、4日ぶり反落178円安 中東情勢懸念で売り

東京証券取引所

 13日の東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価は4日ぶりに反落した。終値は前日比178円67銭安の3万2315円99銭。イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が拡大し、中東情勢が不安定化するとの懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。TOPIXは33.74ポイント安の2308.75。出来高は約14億1400万株だった。

 取引時間中に、イスラエル軍が国連に対し、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部の住民は南部に避難しなければならないと通告したと伝わった。地上侵攻の可能性が意識され、週末を前に事態悪化を警戒した売り注文が出た。

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