滋賀県屈指の飛来地に今年も 「水鳥天国」琵琶湖にコハクチョウ初確認

湖北野鳥センター周辺を飛ぶコハクチョウ(同センター提供)

 代表的な冬鳥のコハクチョウが12日、滋賀県長浜市の琵琶湖岸に今季初飛来した。

 同日午前6時ごろ、同市湖北町延勝寺の湖岸に9羽がいるのを住民が見つけた。その後、近くの湖北野鳥センター(同市湖北町今西)の職員がセンター周辺を飛んでいる様子などを確認した。

 同センターによると、初飛来は昨年より2日遅く、平年(10月12日)並みという。

 コハクチョウはカモ科の水鳥で、全長約1.4メートル、翼を広げると約2メートルになる。ロシアの北極圏で繁殖し、越冬のため日本に飛来する。

 県内屈指の飛来地とされる長浜市内の湖岸では、来年3月中旬ごろまで見られ、最多で約600羽になることがある。

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